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エムズコミュニケイト 佐藤 信二


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こんにちは。CRM/ポイントサービスコンサルティングのエムズコミュニケイト(2018年4月に大日本印刷グループよりMBO致しました)が運営するポイントマーケティングラボ編集部です。
こちらのサイト、ポイントマーケティングラボでは、企業・事業会社のマーケティング・販売促進の担当者・事業責任者の方々に向けて、ポイント制度の導入やCRMのノウハウについて、プロの視点から惜しみなく情報を発信して参ります。
是非ご参考にしていただければ幸いです。
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日本の地域通貨とは
日本の地域通貨の歴史は古く、平安時代では、東の方が東北の金に依存した、金経済で、 西の方は中国貿易に依存する銀経済であり、全国的には銅銭が輸入されてそれを使用されいたといわれています。江戸時代では、藩が発行した藩札、神社仏閣・商人・庄屋が発行した私札があり、地方ごとに異なるお金が流通していたのです。現在の日本銀行発行の通貨は、明治時代に統一され法定通貨となったのです。
感覚的に地域通貨は、最近の語句の感じがしていますが、実際は法定通貨の方が新しいといえます。ですが、昔と現在の地域通貨の意味合いが大きく異なっています。現在の地域通貨は、「お金」という単独的な価値以外に、無形の価値を具備したツール的なものです。多種多様な使われ方がされています。
日本の地域通貨のパターン、3つとは
多種多様に使われている地域通貨ですが、地域通貨を目的としている共通項にまとめれば3つのパターンにあるといわれています。地域通貨の使われる方や目的より次の3つの志向の型に区分されています。
1.コミュニティ志向型
コミュニティ志向型とは、地域社会や近隣、あるいは、近い考え方をもつ仲間どうしが、
互いの親睦や相互扶助を目的として地域通貨やポイント付与を付けてサービスを流通させるタイプのものです。
2.プロジェクト志向型
プロジェクト志向型とは、一定のある目的や目標を掲げ、まちづくりや社会貢献活動の活性化を図る目的とするものです。
ボランティア活動に参加したり金銭的に支援したりするなどの働きをした個人に対して地域通貨やポイント付与が発行されます。
この活動に協賛する商店等とタッグを組み、地域通貨やポイント付与を付けて利用できるなどの参加継続動機付けに特徴があります。
3.経済循環志向型
企業間取引などにも利用され、事業活動にも利用されることに目指しているものです。
企業として「顧客」動機付けのため、数年前のポイントサービスシステムによる、商品販促の活性化を目的とした、
ポイントカード、商品券事業など、地域企業の経済循環とタッグを組んだ地域通貨の取り組みの志向です。
日本の地域通貨事例とは
地域通貨は、特定の目的や地域のコミュニティ内などで、法定貨幣と同等あるいはまったく異なる価値があるものとして発行・流通される貨幣です。2000年代にはいり、地域通貨は、地域コミュニティ再構築の特効薬として期待され、一時は3,000を超える程に流通していたといわれています。
しかしながら、地域に浸透することが小さく、ほとんどが休眠状態や終息する中、現在でも活躍発展している、地域通貨をご紹介します。
「アトム通貨」といわれている、12年の歴史がある地域通貨の成功例をご紹介します。今なお地域通貨として飛躍され、活用の場を全国的な発展が期待されています。鉄腕アトムをモチーフにした地域通貨の一つの事例です。
「アトム通貨」の発祥は「感謝の気持ちを伝えるため」の通貨の意義が込められています。具体的には、早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター、株式会社手塚プロダクション、早稲田大学周辺商店会連合会、高田馬場西商店街振興組合の4者の協働事業として、2004年4月7日アトムの1歳の誕生日のスタートです。
早稲田・高田馬場地区の地域コミュニティを活性化させることを目的に、当時話題だった地域通貨が導入されたのです。高田馬場はアトム誕生の地であることからシンボルとして使用し、手塚治虫が作品に込めたメッセージをアトム通貨の理念に反映させています。
日本の地域通貨事例〜アトム通貨の施策とは
アトム通貨は「10馬力」「50馬力」「100馬力」「500馬力」の4種類が用意されています。
“馬力”はそのまま“円”に換算され、500馬力=500円になります。
流通期間は毎年4月7日から翌年の2月末までで、次の4月7日に新しいデザインの通貨が発行されるサイクルになっています。アトム通貨加盟店ステッカーが貼られている全国1,000店以上のお店で使え、年間発行額は2,000万馬力ほどになっています。
日本の地域通貨に見るポイントサービス まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございました。
「日本の地域通貨に見るポイントサービス」はお役に立ったでしょうか。はっきり言って、地域通貨は、現在、低迷の状態にあるといわれています。
その根底には、大半の物に成熟した社会であり、生活のパターンが安定化しており、継続性のある「集客の動機」付けが難しい世情にあるといえます。
地域通貨の成功としてご紹介した「アトム通貨」のように知名度の高い事、集客のポイントが複数の団体とタッグを組んだ運営にある事にヒントがあるといえます。
ですから、小さな限られて場所の地域通貨ポイントサービスの成功には、地域の個々の方の共有の理解と老若男女に共通のキーワードの設定にあります。
地域通貨の魅力は、共通ポイントあるいは共通キーワードの構成が必要不可欠といえます。
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